ついに移植の日がやってきました!
体外受精をやりたいと先生に希望を伝えてから3ヶ月半、絶えず検査や採卵で通院を続け、ようやくまた1歩踏み出せます!
とはいっても、期待と不安でいっぱい、、!
体外受精・移植とは
そもそも体外受精とは、
①膣から針を刺して卵巣から卵子を取り出し、
②その卵子と精子を体外で受精させ、
③その受精卵を妊娠しやすい時期に子宮に戻す
治療法のことです。
今回はその③にあたる、受精卵を妊娠しやすい時期に子宮に戻す「移植」という処置について体験談をまとめていきます。
待ちに待った受精卵がついに体内に戻る感動的な処置ですが、私が通うセントウィメンズクリニックでは、処置自体は10分もかからずに終わり、痛みもなく行うことができました。
【参考】
①②について:採卵レポート、採卵周期レポート
③について:移植周期レポート
移植当日(診察)
平日16:00、D19予約
受付後、すぐにトイレに行くように、またその後は移植が終わるまで行かないように指示されました。
17:00 診察(院長先生)
本日移植する胚盤胞をパソコンの画面で確認。よく言われる雪だるまの形(受精卵の成長が進んで、卵の周りの透明帯から胚盤胞が脱出する現象(=ハッチング))にはなっていませんでした。
前回受診時に、移植する胚盤胞は決めていたので、再度、今回は体外受精(ふりかけ)でできた4AAの胚盤胞を移植することを確認。
移植後に診察はないようで、ここで次回の受診日:D23、D26、D30が決まりました。
また、今後の服用についての指導がありました。
・今服用しているフロモックス(抗生剤)は継続
・エストラーナテープ(エストロゲン補充)も継続
・残っているルトラール(黄体ホルモン(プロゲステロン)補充)は本日夜に2錠まとめて飲むこと
・ルトラールの代わりに明日朝からデュファストン(黄体ホルモン補充)
・今日の夜からルテウム膣坐薬(黄体ホルモン補充)
・今日の夜からバファリン服用
「バファリン!?」となりましたが、正確には低容量アスピリン(小児用バファリン)で、分娩の前日まで服用可能な安全性の高い薬のようです。
血小板凝集抑制や血管の拡張を行う作用があり、血栓予防・流産予防に効果的とのことでした。
実際のところ、薬などが追加されすぎて、頭の中は混乱。
整理しきれなかったので、後日図にしてみたものがこんな感じ。
今日はD19。これまでも薬は飲んでたけど、、増えた、、
ルテウム膣用座薬については、挿入後30分は横にならないといけないとのことで、朝は時間との戦いになりそうです。
移植当日(胚移植)
17:25 手術室へ
子宮鏡検査、採卵をした部屋と同じ奥の部屋でした。
採卵の時のように手術着等には着替えず、普段の内診のように上半身は着たままでした。
手術台にうつ伏せになり、看護師さんがお尻に注射。
ブスコパンという鎮痛剤でした。
その後、仰向けで待機。
待機している間、足は左右上にある足掛けにかけていたのですが、足が短いのか結構辛い体勢でつらないか心配でした。今思えば、看護師さんに言えば高さなど調整してくれたかもしれません。
看護師さんが、先ほど診察で説明された服薬などの復習をしてくれました。
移植への緊張で、あまり頭に入ってこなかったというのが正直なところですが、きちんと薬の数まで確認して復習してくれてありがたかったです。
そうこうしているうちに、当日培養担当の培養士さんが手術台の横に来て、本人確認・戻す受精卵の種類・個数を確認。
またしばらくして、院長先生登場。
クスコにて消毒。
何やらカテーテルのようなものを挿入している感じでしたが見えず。
注射器?のような入れものに入った受精卵(胚盤胞)を、間違いがないよう院長と培養士さんが何度も確認していました。そしてついに体内に戻されました。
処置自体は5分ほど。痛みはありませんでした。
その後再び看護師さんと2人になり、15分腰を上げて待機。その後、15分うつ伏せで待機。
いずれも看護師さんがタイマーで時間をはかってくれていたので、リラックスして待っていました。
18:30 待合室に戻ったらすぐ会計
費用がどのくらいかかるかは伝えられていませんでしたが、移植は技術料等かかるだろうと、多めに持っていって正解でした!
胚移植後の生活上の留意点
診察時に言われたことは以下の通り
・精神的にリラックスした生活。今日明日は特に安静。
・長風呂、サウナ厳禁。今日はシャワーのみ。
・運動はできるだけ控える。激しい運動はしない。
・自転車は簡単に行ける範囲のみ。
・お腹に力を入れる行為は控える。もちろん夫婦生活は控える。
胚盤胞移植後6日目以降に起きた出血(茶色やピンク色のおりもの含む)は着床後の切迫流産の可能性がかなり高いので、必ず医師に報告し指示を受けるようにとのことでした。
一方、胚移植直後に万一ピンク色のおりものなどが出ても、子宮頸管狭窄部通過などのためにカテーテル挿入時に起こるもので問題ないとのことでした。
無事移植完了!採卵の時とは全く異なり、痛みはなくすぐ終わりました!
あとは卵ちゃんがしっかり育ってくれることを祈るばかり、、!
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