人工授精(AIH)1回目レポート〜人工授精初挑戦!痛みはなくあっという間!

不妊治療

今回は、人工授精の当日の流れについて詳しく書いていこうと思います!

(関連ブログ:人工授精に向けての通院の流れ(1周期分)

人工授精(AIH)とは

そもそも人工授精(AIH:Artificial Insemination of Husband)とは、女性側の排卵の時期に合わせて、洗浄濃縮したパートナーの精子を子宮内に注入する方法です。
人工授精と聞くと人工的な方法を想像しがちですが、人の手が介入するのは精子が子宮に入るところまでで、受精から妊娠までの過程は自然妊娠と同じです。
とはいえ、自然妊娠が当たり前と思っていて通院に抵抗があった私は、少しでも人の手が介入していれば人工的であると思ってしまうところはいまだにあります。

自然妊娠では膣に精液が入り、そこから精子が子宮に到達するのに対し、
人工授精では直接子宮に精子を注入するので、精子と卵子が出会う確率が上がります。

人工授精で妊娠する人の約90%は4~6回目までに成功するため、その回数を目安に体外受精へステップアップすることが有効と言われています。

ちなみに、人工授精が向いていない方もいらっしゃるようなので、
向いているケースとそうでないケースをざっと挙げてみます。
もちろん個人差があり絶対ではないので、ご参考まで。

【人工授精が向いているケース】

  • 精子減少症や精子無力症で、精子に障害がある場合
  • 射精障害、性交障害
  • 子宮頸管(おりもの)の粘液が少なく、射精精子が子宮まで進むことをアシストできない場合
  • 精子に問題はないがタイミング療法を6周期以上行っても妊娠が成立せず、体外受精を行うことには抵抗が強い方

【人工授精は向いていないケース】

  • 精子に問題はない場合(人工授精は精子の子宮内進入をサポートすることが有効目的であるため、精子が正常な場合には人工授精自体の有効性は低い)
  • 卵管閉塞、卵管癒着など、卵子の通り道に問題がある場合

私たちの場合、乏精子・精子無力症で自然妊娠が難しく、卵管造影検査で卵子の通り道である卵管が通っていることがわかったので、まずは人工授精から始めることにしました。
比較的費用は安く、身体への負担も少ないということも、実施しようと思えた理由でした。

セントウィメンズクリニックでの人工授精の流れ

人工授精実施前の通院の際に、看護師さんから受けた説明は以下のような内容でした。

【平日、土曜の場合】
9時予約、その際、精液採取用の容器に入れた精子検体を受付に診察券とともに提出します。
パートナーと一緒に来院して、クリニックで採取することも可能ではありますが、持ち込みよりも時間がかかるとのことでした。
また、検体は1時間以内のものとの指示がありました。
どうしても2〜3時間前になってしまう場合は、保温についての紙を受付でもらってくださいとのことでした。
いずれにしても、タオル等で人肌温度を保つようにすることが良いそうです。

通常同じ予約時間に5〜6人いるとのこと。
そのため、9時に来ても他に優先する処置が先なので、大体10時11時開始、
また処置後、診察・次回以降の来院日決定、状況によって薬処方や注射がある場合もあり、
会計が終わるのは13時14時になることもあるそうです。

【日曜、祝日の場合】
指定された時間に来院(12:30〜13:30〜14:30〜夕方のこともあるようです)
それぞれ来院に指定された時間の1時間以内に精子検体を取り、来院時に提出。
日曜祝日の場合は、院内で採取することはできないとのことでした。
一度受付に提出してから、通常1時間以上外出指示が出されるそうです。
日曜祝日は院長1人で診察の合間をみて行うので、時間がかかるとのことでした。

当日の流れ

当日は日曜日、12:30予約でした。
1時間以内に採取できた検体を、診察券とともに受付に提出。

タオルで包んでいた容器を出す瞬間は、何だか変な感じがしましたが、
看護師さんは慣れているので、何のためらいもなく受け取ってくれました。

説明を受けた通り、1時間後の13:30まで外出指示が出されました。
もともと流れを聞いて外出指示が出ることはわかっていたので、
12:30の予約時間にはクリニック入口まで夫と一緒に行き、提出後は近くのお店でランチしました。
浦和駅周辺には飲食店も沢山あるので、お店探しに困ることはありません。

この後処置があるのでためらいつつも、
お腹が空いていたのでガッツリ中華を食べました。
結果大丈夫でしたが、実際はもう少し軽くしていても良かったなと思いました。

13:30 再度来院
14:00 内診室へ呼ばれ、普段のように内診の準備をするように指示されました。
隣の方が終わるまで、10分くらい下半身裸のまま待っていました。
14:10 10分くらいで人工授精の処置

はじめに排卵状況を確認

うん、もうすぐ排卵しそうだね。

朝はだいぶお腹が張っていて、もしかしたら排卵後かも!? と思っていたので一安心。

その後、洗浄濃縮された精子が子宮へ。処置自体はあっという間でした。
普段の内診感覚で、痛くもありませんでした。

ただ、処置後すぐ、

精子の状態は悪いね。

と一言。

え、悪いですか?

と聞き返すと

うん、悪い。

とはっきり一言。

何も言葉を返せませんでした。。



処置が終わり、内診台でまだ仰向けになっている時に

今から点鼻薬があるから、ティッシュ取っておいて

と看護師さんから言われ、頭の横に箱ティッシュを置かれました。

というものの、点鼻薬がなんなのか分からず、何もせずに待っていると

ティッシュを1枚取って。鼻にシュッてやるから垂れてきたら拭いて。

内診台が元に戻り、ようやく院長と対面。

マスクをおろし、鼻にシュッシュとスプレーを吹き入れてもらいました。
喉にきた液体は飲み込んでも大丈夫なので、とにかく吸って、と言われ必死に吸い込みました。
それでも鼻から垂れてきた液体は、先ほどのティッシュで軽く拭きました。

次に、注射をするので肩かお尻のどちらがいいか看護師さんから聞かれ、迷っていると
隣に行きましょう、と、隣の部屋に移動した後、肩より痛くないというお尻に注射をしました。

14:25 会計

(参考:フロモックスについてルトラールについて

よくネットでも見ていたルトラールが処方されました。経口黄体ホルモン剤です。
高温期を安定させてくれる効果があるので、副作用がないことを祈りながら、
2日後から12日間忘れずに頑張って服用していきました。
副作用は特に感じず、いつもの生理前のような眠い感じが時々ありました。

人工授精当日は、痛みもなく、
指示のままに動いていたら終わっていた、という感じでした!

その後の通院状況・判定結果はこちらの記事にまとめています(関連ブログ:人工授精 その後の通院・判定結果

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